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釈阿理のひとり言

来年の恵方は丙(ひのえ)の方。恵方詣りに行ってみませんか?

2022年12月03日

すっかり日暮れが早くなり、クリスマスソングを耳にすることが多くなった今日この頃。色々あった2022年も残すところ1ヶ月を切りました。皆さんどんな1年だったでしょうか? 釈阿理は先月中頃に酷い風邪を引いてしまい、ようやく何とか回復したところです。なので余計に『えっ?もう師走?』な感じです(汗)。

昔から『来年の話をすると鬼が笑う』言われますが、鬼が笑えば世の中少しは平和になるかと・・・。今日は初詣のお話です。
お正月にその年の恵方へ初詣することを『恵方詣り』と言い、1年の無病息災を祈念する習慣があります。『節分に恵方に向かって恵方巻きを食べる』というあの恵方と同じ恵方です。
恵方とは、別名を『歳徳神』『空きの方』などとも言い、年間を通じて万事に用いて可の大吉方位とされています。(但し月単位に動く凶神と重なった時は障りを受ける可能性もあるので要注意)

恵方はその年の十干によって決まるのですが、来年2023年癸卯年は『丙方=ひのえのかた』となります。と言われても『それってどっち?』ですよね。
ではこの方位の取り方を少し詳しくご説明致しましょう。

 

九星気学で使う方位盤は
、『現世の事柄=地上の事柄を観るために十二支を使う』と言う考え方から、360度に十二支を割り当て、東西南北はそれぞれ1つの十二支=30度、北東、南東、南西、北西にはそれぞれ2つの十二支60度を割り当てたものを使用します。一方『恵方』=歳徳神を観る方位盤は『年盤座相』或いは『方鑑図』と呼ばれるもので、360度を24方位に分割し、東西南北、北東、南東、南西、北西の八方位にそれぞれ3コマ=45度ずつを等分に割り当てたものを使用します。

この方鑑図は、古くは陰陽道で使われていたものが元になっており、様々な吉神、凶神が配置されています。人々はこれらの神様の示唆する意味やその司る事柄に注意を払い、吉凶を判断していたようです。その一部は現在も脈々と伝え継がれていて、暦や昔ながらの日めくりカレンダーにはには色々な情報が記載されています。

そんな訳で『恵方=歳徳神の方』も実は気学方位術の吉方位ではないのです。とは言え、これも日本に古くから伝わっている習俗の1つ。『良い事』とされるのであれば、縁起を担いでみるもの楽しみになりますね。こんな風流な習俗が消えてしまうのは勿体ないです。是非次の世代を担う若い方々にも知って頂きたいなと思いご紹介しています。 因みに釈阿理は、気学上の凶方位で無い限り、恵方詣りを心掛けています。今年は何故か如意輪観音様のお寺にご縁がありました。さて来年は?

上の画左図は、2023年癸卯年の方鑑図です。通常の地図と異なり上が南になっていますので間違えないようにご注意くださいね。そして赤で塗りつぶしてあるところが丙の方で15度の範囲です。地図上でご自宅を起点として、丙の方にラインを引きその範囲内にある神社仏閣へ初詣をなさってください丙の方は海しかない!、山しか無くて行かれない!と言う方は、節分まで待って、是非正確な恵方に向かって恵方巻きを囓ってください! きっと良いことがありますよ!

12月22日は冬至。一年で一番昼間の短い日です。即ち陰極であってこの日を境に大宇宙のサイクルは陽転します。そして23日は新月。外はまだ寒くても新たな光の季節が始まります。クリスマスはこの新たな季節を迎えるお祝いが起源では無いかという説もあります。来年こそは穏やかな年であって欲しいですね。どうぞ皆様素敵なクリスマスをお過ごしください。

釈阿理 合掌
 


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